そうぞうの遊び展
2015.8
子供の頃の想像をデジタルリメイクした懐かしインスタレーション
概要
そうぞうの遊び展は、子供の頃に頭のなかで思い描いていた遊びをデジタルリメイクした、4つのインスタレーション作品の展示会です。
- 蛍光灯のひもと思う存分戦うことのできる「電気のひも」
- リモコンのボタンとボタンのあいだの隙間を迷路に見立てた「テレビのチャンネル」
- ゴミ箱をバスケットゴールに見立てた「遠くのゴミ箱」
- 車窓をアクションゲームに見立てた「車の窓のそと」
の4つの作品を制作し展示しました。本多大和との共作です。
電気のひも
子供の頃、蛍光灯の紐を殴りながら、ボクシングを想像して遊んでました。
「電気のひも」はそんな体験のデジタルリメイクです。
- 紐を引くとゴングが鳴り試合が始まる
- 試合中に紐を叩くと音が出る
- 試合中に紐を叩くと電球が点滅する
- 試合中に紐を引くとゴングが鳴り試合が終わる
という機能を照明器具に実装しています。
本当は蛍光灯を改造したかったのですが、制御が難しかったので電球を使いました。
テレビのチャンネル
子供の頃、リモコンのボタンとボタンの間の溝をなぞりながら、迷路を想像して遊んでました。
「テレビのチャンネル」はそんな体験のデジタルリメイクです。
リモコンにコントローラを接続し、リモコンの上を移動する光を操作できます。
コントローラは既製品を使うことも考えたのですが、既製品のリモコンに既製品のコントローラを接続すると、どこまでが想像なのかわかりにくくなると考え、コントローラは自作しました。
遠くのゴミ箱
子供の頃、遠くにあるゴミ箱にゴミを放り投げながら、バスケットボールを想像して遊んでました。
「遠くのゴミ箱」はそんな体験のデジタルリメイクです。
ゴミ箱にバスケットゴールに見立てつつ、ゴミが入った際に歓声が上がる仕組みを実装しました。
車の窓の外
子供の頃、車窓から流れる景色を見ながら、アクションゲームを想像して遊んでました。
「車の窓の外」はそんな体験のデジタルリメイクです。
仕組みとしては、サプライズ・ウィンドウを流用しています。当時はガラケー用に制作していましたが、 スマートフォン用にリメイクしました。
作ったもの
- 叩くと音が出る照明
- リモコンに対するプロジェクションマッピング
- センサを搭載したゴミ箱
- ペッパーズ・ゴーストディスプレイ
- 告知用ウェブサイト